次回 霞が関街頭宣伝
 2020年
3月19日(木)12時 霞が関裁判所前



2月21日(金)
星野文昭さんの国家賠償提訴を
裁判所前で訴える
20202.21-01

 獄中44年を不屈に闘いぬいた星野文昭さんの命を理不尽に奪った国家の責任を追及する国家賠償請求訴訟が、2月21日午前11時、東京地方裁判所民事7部に提訴された。星野さんの死から9ヶ月、家族・弁護団と事務局を中心に徳島刑務所と東日本成人矯正医療センターの医療放棄・過誤の許し難い権力犯罪を徹底的に暴き断罪する闘いが始まった。
 これを受けて東京・神奈川の星野救援会から20人を超える仲間が東京地裁前に集まって街頭宣伝を行った。裁判所前には既に街頭宣伝を開始していた大坂正明さん救援会と合流して、総勢30人近い大部隊だ。星野文昭さん獄死の責任をとれ!と弾劾する声が裁判所前を制圧し、裁判所を出入りする多くの人たちの注目を集めた。

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 暁子さんが責任追及の先頭に立つ
マイクを手にした暁子さんが星野文昭さんの獄死を弾劾する先陣を切った。「全ての人間が人間らしく生きられなければ自分も人間らしく生きることはできない」という文昭の生き方を私が文昭となって闘うという訴えが地裁前を通る人々の心を打った。
 続いてマイクをとった共同代表狩野満男さんの声は、星野さんの生き方は彼の描いた絵画として暁子さんの詩と一体となって死後もますます全国に輝いている、と街路に響き渡った。
 大坂正明さん裁判事務局の杉浦さんが、星野さんの闘いと大坂さんの闘いは完全に一体だ、大坂さん無実を勝ち取る闘いは星野さんの無念を晴らす闘いと一つだと鮮明に訴えた。
 三里塚野戦病院の大熊さんは、出獄したら必ず三里塚を訪れると約束した星野さんは無念の獄死で来られなかった、だが天神峰には星の木がある、三里塚は星野闘争の聖地だ、星野さんの闘いを受け継ごうと力強く訴えた。 星野闘争の新たな出発点となった国賠訴訟提訴の街頭宣伝で参加者は自らの決意を奮い立たせた。