10・25初公判へ総力で集まろう
救援会スケジュール22.8-01


星野文昭さんと大坂正明さんは無実だ
裁 判 闘 争 勝 利! 関 西 集 会&デ モ
共 催 関西労働組合交流センター・星野文昭さんをとり戻す関西連絡会
日 時 10月9日(日) 14時開会 16時デモ出発 
ところ エル大阪・南1023号室           

 〒540-0031  大阪市中央区北浜東3-14 TEL:06-6942-0001
講 演  山本志都弁護士
090-kansai-01  090-kansai-02


大坂正明さんの公訴棄却を求める
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大坂裁判勝利 総決起集会の報告
大坂救援会通24号01(220901)

 8月27日、大坂救援会は東京労組交流センターと共催で大坂裁判勝利に向けた総決起集会を開催しました。集会は150人が集まり、労働者民衆の力で大坂正明さんを取り戻そうと、闘いの方針を力強く確認しました。
 集会冒頭、「多くの方の無罪・解放の声に応えて全力で闘います」との大坂さんのアピールが読み上げられ、満場の拍手で確認されました。大坂さんの決意を受け、沖縄闘争弾圧の裁判を全力で闘い抜き勝利しようと基調が確認されました。
 続いて弁護団から裁判の報告と提起が行われました。大坂さんの無実が具体的に明らかにされ、検察官のでっち上げの実態が暴かれました(集会基調と弁護団報告の要旨2面掲載。藤田弁護士はコロナで欠席のため、文書での提起を代読)。
 集会後半、「星野闘争のすべてをかけて大坂裁判を闘い勝利しよう」との星野暁子さんの訴えを皮切りに、星野全国再審連絡会議、迎賓館・横田爆取裁判の完全無罪をかちとる会、大坂救援会、婦人民主クラブ全国協議会、東京労組交流センター、全学連の仲間がともに闘う決意を次々と表明し、大坂さん奪還を誓う熱い思いで会場は一体となりました。
 最後に闘いの方針が提起され、10月25日の初公判に全力で集まろう、10月23日第4回東拘包囲デモを闘おうと皆で確認し、団結頑張ろうで集会を締めました。

<大坂正明さんの8・27集会アピール>
星野さんの闘い引き継ぎ全力で闘う
労働者民衆の力で沖縄闘争に決着を

 私の裁判が10月25日から始まります。そしてそれが裁判員裁判から除外されたことはすでに周知のことと思います。
 裁判員裁判から除外されたからといって私が有利になったというわけではありません。徴兵のごとく一般市民が駆り出され、権力の手先のように利用されることをやめさせることができたということです。
 ただ、裁判員裁判はすでに75%の人が拒絶していて事実上破綻しているので、私自身は、除外されたからといって、特別な意味を感じてはいません。
 あるとしたら裁判官の政治性が?き出しとなって判決に反映されるのではないかということです。裁判官の政治性とは法の下の平等を保障するよりは、国家体制を守るための裁判をするということです。
 現在、岸田政権によって、ウクライナ戦争、安倍銃撃殺、ペロシ訪台などを徹底的に利用して、戦争をするためにあらゆることを作り変える攻撃が進められ、まさに戦争直前情勢です。これに司法界も無縁ではありません。
 そこで出されたのが全学連国賠の逆転敗訴です。元々国家意志として「過激派壊滅」「過激派有罪」として攻撃されていたところに、それがさらに強化されると法律無用・問答無用の傲慢な判決となります。
 このような情勢の下での私の裁判は当然かなり厳しいものになりますが、しかし私は決して悲観はしていません。
 私の裁判は沖縄闘争をめぐるものですが、この真の解決=決着点は裁判にあるのではなく、沖縄県民を先頭とした日本の労働者民衆の力で決着をつけるものだからです。したがって、私の裁判はその一翼ではありますが、全てではありません。ただし現在の私にとっては裁判が全てなので、小さくはありますが、日帝政府の理不尽な沖縄政策に打ちこむ楔の役割となれるよう、全力で闘いたいと思います。
 星野さんの闘いを引き継ぎ、星野さんの国賠と二人三脚で沖縄の闘いに連帯を示すことができれば、それだけでも一つの勝利です。
 そのうえで、私の裁判での証拠とは、当時の一部の参加者が警察と検察によって強制されたデタラメな供述調書だけなので、この脆弱な証拠の嘘・矛盾を暴き出せば、いかに反動的な裁判官といえども、無罪判決を出さざるを得なくなるでしょう。
 多くの方の無罪・解放の声に応えて、全力で闘います。裁判では全ての方に姿を見ていただくことはかないませんが、会える日を楽しみにしています。

 大坂裁判弁護団
 沖縄・反戦闘争と一体で闘う 藤田城治弁護士
 2011年に星野弁護団に加わった。自分の年齢よりも長期の自由が奪われたことに対する怒りが、星野・大坂裁判にかかわる原動力となっている。
 この5年間、接見を重ね、大坂さんと団結を強めることを一番に取り組んできた。裁判では徹底的な証拠開示を求め、約4500点の開示をかちとった。デモ参加者以外の民間目撃者の供述も開示させたが、大坂さんらしき人が警察官殴打に加わっていたとの調書は一つもない。
 50年前の事件で、証人の住所調査の難航、廃棄された検面調書や署名指印のない調書の存在など「裁判が成り立たない」問題が多数ある。検事と全面的に争って闘っている。


 大坂さんの無実を満天下に 西村正治弁護士
 無罪をかけた熾烈な闘いが開始される。大坂さんは無実だ。
 本件には物証がない。警察が撮影した神山交番前のデモ隊にも、大坂さんは写っていない。井の頭通りで警察車両と対峙し、後からデモ隊を追いかける形になったからだ。だから起訴されている一切の場面に関わっていない。これが厳然たる事実だ。
 大坂さんを目撃したと供述させられたのは群馬の少年たち4人。もちろん大坂さんと面識はない。このような「目撃供述」だけで起訴するなど、本来あってはならない。
 検事の主張の柱は殴打現場で見たこと。だが少年らは大坂さんのことを知らないから、事前に面識を得た話をでっち上げた。だが話をしたわけでもなく、名前も知らず、ただ「見た」というだけでは、とても面識を得たとは言えない。すべて作り話だ。
 警察が大坂さんの写真を見せ、名前を教えて供述が作られた。調書が作られた過程を明らかにし、信用性を否定するのが証人尋問のカギだ。また大坂さんが現場にいなかったことを証明する目撃証人も複数立てている。
 でっち上げ起訴を何としても粉砕する。免訴も闘いの焦点だ。絶対に無罪を勝ち取ろう。


大坂救援会通24号02(220901)

 基調報告
 大坂救援会事務局 杉浦文俊
 1971年11・14闘争をめぐる弾圧は沖縄闘争への弾圧であり、基地と戦争をめぐる労働者階級と国家権力との倒すか倒されるかの死闘です。「私の裁判は沖縄闘争をめぐるものですが、この真の解決=決着点は裁判にあるのではなく、沖縄県民を先頭とした日本の労働者民衆の力で決着をつけるもの」、こう訴える大坂さんのアピールを闘いの指針として確認しよう。
 ウクライナ戦争を火点に世界戦争、核戦争の危機が迫っています。沖縄が中国侵略戦争の最前線基地として再び戦場にされようとしています。連綿と続く沖縄民衆の基地撤去の闘いとともに星野文昭さん、奥深山幸男さん、そして大坂さんの半世紀を貫く不屈の闘いは、この核戦争を阻止する最前線の闘いです。
 戦争と革命の時代に完全に入った今日、階級的労働運動、反戦闘争を貫くことは、ただちに国家権力との内乱的激突になります。反弾圧闘争、獄中救援運動を階級的労働運動、学生運動、あらゆる戦闘的大衆運動の核心に据えて闘い抜こう。労働者民衆の大反撃の時代が始まった。この社会にあふれる怒りと結合する大裁判闘争として闘い、大坂さんの解放を勝ち取ろう。
 大坂裁判は、11・14闘争をともに闘い、その後の弾圧と非転向で闘い抜いた星野さん、奥深山さんの闘いと一体です。社会変革への志を同じくし、半世紀にわたって非転向をつらぬき闘った星野さん、奥深山さんの闘いを引き継ぎ闘いぬかれる裁判です。闘い続ける大坂さんこそが星野精神を体現しています。大坂さんの決意にこたえ、絶対に奪還しよう。
 裁判闘争に全力で決起しよう。秋からの半年間を大坂さん奪還の大決戦として構え、でっち上げを暴く戦闘的裁判闘争を打ち抜こう。大坂さんと団結し、労働者民衆の力で裁判所を包囲して闘おう。初公判に集まろう。
 星野・奥深山・大坂闘争を反弾圧救援運動の基軸とし、改憲・戦争阻止!大行進と一体で米日の中国侵略戦争阻止をたたかい、帝国主義を打倒しよう。


 ともに闘う決意
 星野の全てをかけ闘う 星野暁子さん
 星野文昭を取り戻すために創りあげたものを全て投入し、大坂さんの裁判に勝利しましょう。 星野は全国各地の救援会、弁護団と団結して闘いました。大坂さんとの団結が大事です。
 全学連が、「11・14の実力闘争は正しかった、星野をひきつぐ」と言っています。心を揺さぶられました。星野が生きていたら、どんなに喜ぶか。今、世界戦争の危機に直面しています。今こそ実力闘争の復権をかちとりましょう。国葬粉砕し、10・25大坂裁判第1回公判に集まろう。


 戦争・改憲絶対阻止へ 星野全国再審連絡会議 狩野満男さん
 戦時下の激動の今日、星野闘争は絵画展を拠点とし、人民大衆の共感、団結、希望の結集軸となって発展してきました。本土・沖縄を貫く今日の沖縄闘争でもありました。
 渋谷闘争50年は、不屈の反弾圧の闘いとして日本階級闘争の歴史に刻まれています。星野・奥深山闘争として蓄積した力を大坂闘争に投入し、星野闘争と大坂闘争の一体的勝利の中から、更なる大衆性と階級性を獲得し、戦争・改憲絶対阻止の闘いに邁進していこう。

 獄死攻撃許さず闘う 迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会 板垣宏さん
 横浜刑務所で闘う須賀武敏さんの大腸内視鏡検査が東日本成人矯正医療センターで行われた。鎮痛剤の注射もせず激痛を強制し、発見されたポリープの形も大きさも説明せず、医者は切除について確認すると言って部屋を出たきり帰ってこなかった。医療ではなく拷問だ。さらに横浜刑務所でコロナクラスターが発生し、須賀さんも感染した。
 被収容者を解放しろ。須賀さんの命を守るため、9月8日法務省への申し入れ行動に立つ。

 勝利へ全力あげる 大坂救援会 飯島幸雄さん
 25日の星野さんの国賠に参加した。あまりにひどい裁判だ。国はのらりくらり対応して、闘いの弱体化を狙っている。国賠は国家権力との真っ正面の闘い。
 大坂さんは未決で5年半も勾留され、鼻ポリープに苦しんでいる。星野さんも44年も獄中を強制された。私たちは力をつけ、勝利するために全力あげよう。
 岸田はガタガタだ。戦争・改憲、南西諸島のミサイル基地化を絶対許さず闘おう。その最先頭で大坂さんをとりもどすたたかいを。団結して闘おう。

 必ず友と再会する 大坂救援会 帯広カルテット 坂野康男さん
 大坂さんのアピールに「星野さんの闘いひきつぎ全力で闘う。労働者民衆の力で沖縄闘争に決着を」とありますが、これが核心ですね。
 大坂君と私は帯広幼稚園の同級生です。同郷の救援会事務局長の小泉義秀さん、沖縄労組交流センターの前川利克さんと4人で帯広カルテットです。10月25日の初公判には皆でかけつけ、法廷でそろい踏みし、50年ぶりに大坂君と再開したい。
 安倍国葬を粉砕し、10・25初公判で会いましょう。

 戦争絶対反対が原点 婦人民主クラブ全国協議会 三浦正子さん
 8月23日に差し入れと東拘申し入れ、さらに宣伝カー激励行動に参加した。大坂さんが裁判所に移送されるとき、屈辱的な身体検査をされていることを知って、ショックだった。大坂さんの意志を折ることが目的だ。ロボットみたいな庶務課長代理の方に強く申し入れた。
 20、21日に婦民全国協の全国総会を開催した。戦争に入っている今こそ、反戦を叫ぼう。戦前と同じ過ちを繰り返さないために、女性は戦争反対、自国政府打倒で立ち上がります。10月25日の裁判にはまわりの人をさそって参加しましょう。

 安倍国葬を粉砕しよう 東京労働組合交流センター 山崎浩邦さん
 大坂さんが無実であることが弁護団の報告で鮮明になった。
 東京労組交流センターは救援会と共に東京拘置所包囲デモを闘ってきた。初公判直前の10月23日に、4回目の包囲デモをやる。大坂さんと団結しよう。
 労働者を非正規にし、安保戦争法を制定し、モリ・カケ・桜と疑惑のオンパレードの安倍。その国葬は中国侵略戦争のためのものだ。9・23芝公園へ大結集して闘おう。11・6全国労働者集会を成功させよう。

 いまこそ実力闘争だ 全学連
 戦争と貧困をつくりだした張本人・安倍が倒れた。情勢が変わった。労働者学生の実力闘争は当然という声が生まれている。
 9月初旬に全学連大会を開催する。中国侵略戦争阻止、国葬粉砕を闘う全学連をつくりだす。 戦時下の反戦闘争は本質的に非合法だ。反弾圧闘争が重要だ。
70年安保・沖縄闘争への大反動に対し星野さん、大坂さんは主張をかえず非転向で闘いぬいた。この星野精神、大坂精神こそ戦争阻止の力だ。全学連の誇るべき先輩を絶対に生きて取り戻す。